鎮守氷川神社×横尾忠則コラボ・幻の御朱印帳 [早朝5時から並びました…]

近年流行っている『御朱印集め』

自慢じゃないですが、私は15歳の頃から集めています(笑)もともと神社やお寺などの日本の古建築、木造建築を見るのが(匂いを嗅ぐのも笑)好きで、それを見れるなら!と母の御朱印集め旅に同行していたのがきっかけです。

が!!!

ハマった沼では主になりたいタイプの浸水オタク気質な私の『御朱印帳』は、年々ただ集めるところにとどまらなくなりました・・・・笑

そこで今回は第一弾、まずは『御朱印帳』本体へのこだわりと、そのこだわり御朱印帳をGETするまでの奮闘記です。

最初は適当にそのとき行った神社で御朱印帳を買い、母に連れられるままに行く先々で御朱印を書いていただく程度に収まっていました。書道を習っていたので、神社によって違う文字やレイアウト、書く人によって変わる書体にも面白さ・美しさを感じ始め、だんだんとその一冊に愛着が湧いてきます。

そんなある日、一人でふらっと立ち寄った神社で事件が起こります。

文字が書かれ返却された御朱印帳を開いて、ショックを受けました。

『なんじゃこの計算されてないレイアウト!!!』
『墨が隣のページに飛んでる!!!』
『汚い文字・・・』
『スタンプかすれてますよ!!!泣』

そう、私は気づいたのです。私がいままで快適な御朱印ライフを送れていたのは、母のおかげだと。彼女もデザイン系の職についていたため、まあこだわりや変な美意識が高い。なんと事前にその神社の書体・書く人の当たり外れ(その人がいる時間帯)まで調べて神社を選んでいたのです。そりゃ、私も気持ちよく美しい御朱印ばかりが並んでいくのにストレスなんて感じるわけはないよな…と。そしてもちろん、私は彼女の血を引いているわけで・・・綺麗に書いていたノートに変な染みができたりするとたとえ2ページ目でもノートごと変えたくなるタイプの人間として生きてきました。

そしてこの日、独断でゲットしたこの御朱印はここでいう『染み』となったのです。

「ああ完璧に美しかった私の作品(御朱印帳)が・・・なんてことしてくれたんだ・・・泣」

そう、御朱印帳とは言わば『作品』なのです。
この日私は心に決めました。
カンッッペキな御朱印帳を作り上げようと。

となると、まずは形から。一番大事な外のフォルム選びもこだわり抜いてやろう!!!と思いたどり着いたのが、埼玉県川口にある鎮守氷川神社×横尾忠則さんコラボの御朱印帳です。一目見て、絶対にこれが欲しい!と思いました。ですが紙の表紙ではなく、特殊な織機を用い、通常の1.5倍近くの密度で織られる京都西陣織表紙のそれは、月産100冊が限界。調べていくとGETするには以下の条件がありました・・

  • 毎月15日のみ販売
  • 限定先着100名
  • 8:00〜配布開始

軽い気持ちで8時につくように出発した初陣。惨敗。

次こそ!と6:30に到着した二回戦。私の目の前の人で100人目。

三ヶ月目は予定が合わず断念。

ついにきた四ヶ月目の挑戦。ここまでくると何が何でも手にしないと気が済まなくなってきて、なんと5時に神社到着!笑配られた整理番号は6番!!

(そう、私でも6番。前には早起きなんてなんのそのみたいなおじいさん、おばあさんが、「おっ!今月は〇〇さんの方が早いですね〜!」とか話してる。絶対メルカリに毎月売ってるのこの人たちだと思った。)

そここから寒空の下、数時間待ち続け・・・・(ちなみに、数人集まってくると7時過ぎ頃から販売開始してくれることがあります!わたしが行った日は7:20くらいから受付開始してくださいました!)

ついにわたしの元に、あの御朱印帳が!!!!

ちなみに中の紙は真っ白タイプなので、生成りの柔らかい紙にこだわりがある人にはお勧めしません!墨のにじみ方も多少変わるかと。(母は真っ白い紙は嫌らしいので、そういうこだわりのある人のために追記笑)

そんなこんなで四ヶ月かけて手に入れた、完璧なフォルムの中身にただいま奮闘中です。

どの神社の御朱印をどんな並びで置いていくか・・・最高の一冊にするにはどうしたらよいか。

見返したときのあの快感を味わうため、今年も御朱印帳作りに勤しもうと思います。

 

▶︎ 鎮守氷川神社